肩こりの種類
肩こりは主に頭の後ろ側から肩甲骨や、鎖骨にかかる筋肉が緊張して起こりますが、原因は肩周辺の筋肉以外にも色々あります。
筋肉の緊張による肩こり
本来肩こりは休息を取れば回復しますが、筋肉の負担が大きい場合はなかなか改善できずに蓄積されてしまいます。
同じ姿勢を保つために使われる、抗重力筋は、常に腕や頭の重さを支えています。
また、長時間同じ姿勢を続けていると、ただでさえ酷使されているその筋肉に、より大きな負担がかかってしまいます。
神経や血管の圧迫による肩こり
肩こりのほか、腕や手のしびれやだるさなど、マッサージをしてもなかなか改善しない場合は次のような理由が考えられます。
首の骨自体の問題や首の筋肉周辺での圧迫
鎖骨と肋骨周辺での圧迫
小胸筋周辺での圧迫
冷えによる肩こり
筋肉は寒い場所では、防御反応として緊張して体温を上げようとします。緊張した筋肉は血管や神経を圧迫して周辺の筋肉を悪化させます。
このため肩こりを感じでしまいます。
目の疲れ疲れからくる肩こり
パソコンやテレビやスマホなど、画面を長時間見ることで焦点距離が固定されると目の動きが制限されます。
画面を凝視することで起こる視神経や筋肉の緊張状態から血流が滞り、首や肩のコリとして波及していきます。
ストレスによる肩こり
ストレスは、適度であれば緊張感となり集中力が増すなど、必ずしも悪い事ばかりではありません。人はストレスを感じると交感神経が優位になります。
交感神経は起きている間ぐらいは優位に立ちますが、就寝時には副交感神経が優位になります。
長時間ストレスにさらされると、就寝時でも交感神経が優位のままでなかなかリラックスが出来ず、疲労が取れず肩こりとして残ってしまいます。
太っている事、痩せている事による肩こり
腕や肩の構造上、肩甲骨周りの筋肉や腱であったり鎖骨で支えている腕や肩ですが、腕や肩に多くの脂肪がついている場合、ダイレクトに重さがかかるため重さの分肩こりを感じて今います。
痩せている方でも、脂肪と筋肉のバランスが悪い人も同じように肩こりを感じでしまいます。
姿勢の悪い方、バランスの悪い方の肩こり
リュックを背負っているような、いわゆる「猫背」といわれるような姿勢の方や、妊娠中のようにお腹を前に突き出すような姿勢のかたは前後のバランスが崩れて肩こりになります。
その他1
食べ物を?むための首の動きも筋肉に影響を及ぼしていることがあります。左右のバランスが崩れていると、徐々に鎖骨や肩周辺に影響を及ぼすことがあります。
その他2
そのほかに「関連痛」と呼ばれる肩こりの症状を引き起こす内臓疾患があります。
一例ですが
狭心症、心臓疾患、胆石症、肝炎、すい臓疾患、各種腫瘍などが原因となります。