ケガの予防に筋肉を柔らかくする

まず、筋肉というのは元々は、ものすごく柔らかい物質なんです。

 

うまれたての赤ちゃんの体はものすごく柔らかいです。

 

ですが、大人になるにつれて、疲れがたまったり姿勢が原因になったりして石みたいに固くなってしまいます。
また、問題として筋肉そのものが「固い」と勘違いしたまま大人になってしまい、それが「常識」になってしまったりします。

 

力が入った状態の筋肉は固くなり(収縮)
脱力できている筋肉は柔らかく(弛緩)なるものなのです。

 

力が入りっぱなしのカッチカチの筋肉(収縮したまま)が正しいと思っている常識を変えて
脱力しているときは柔らかい(弛緩)している状態を頭に理解させてあげることが重要なのです。

 

 

すべてのスポーツ選手が身体が柔らかいとは思いませんが、オフィスワークを行っている普通のサラリーマンの方に比べたら体が柔らかい選手は多いです。

 

アスリートは身体が資本ですから、身体に時間やお金の投資をしっかりとしています。
一般の方のスポーツに対する準備運動や整理運動の時間の何倍もそういった体のケアに自助努力をされてらっしゃるんですね。

 

たとえ話を失礼します。
やまのて整体が名古屋にあるので、どうしても入ってくるネタが中部圏よりになるのはご了承ください。

 

野球選手が試合終わりに街中で飲み歩いている情報がここ10年ぐらいでかなり少なくなっています。
やまのて院長は万博前に名古屋の錦という完全なる飲み屋街(東京の歌舞伎町大阪のミナミみたいな感じで思ってください)で整体修行で午前5時まで働いていたことがあります。
そうすると、中日の選手や対戦する相手チームの野球選手が試合終わりに飲み歩いているよって話がちらほら上がっていました。

 

しかし、最近って、あんまり野球選手が試合終わりに飲み歩いているって話がほとんど聞かれなくなりました。
(まったく聞かないとは言いません。件数が激減したって話です)
お金がないとか、お酒を飲んでトラブルになったとかいう話ではありません。

 

昔に比べて、試合終わった後の整理運動に時間がかかっていて、きちんとケアが完了する時間には24時を超えてしまう事もあるからだそうです。

 

試合が21時〜22時に終わったとして24時までクールダウンの整理運動。スポーツ医学もかなり進歩してます。

 

 

中日ですと山本昌選手が現役時代「初動負荷トレーニング」を取り入れ、現役を32年間も続けられたことが有名ですね。
全般的に大きなお金の集まるスポーツのほうが先に先進的なスポーツ医学を取り入れる傾向があります。お金に余裕があるから先進的な事を取り入れやすいんですね。

 

そういった先輩の背中を見て育った後輩の選手がいい手段を取り入れ、さらに昇華していくのです。

 

ということで、柔らかくて上質な筋肉を大切にするという事だけでも、昔と今ではかなり進歩しているのです。

 

 

 

 

ただし、プロスポーツ選手ほど負荷をかけて頑張って運動やストレッチをする必要はありません。

 

プロスポーツ選手は毎日ものすごい負荷をかけてトレーニングを行っていますので、一般の方、特に運動を普段しない方が同じようなメニューを行う必要は全くまりません。

 

プロのスポーツ選手が試合後の休息に使う手段としてアクティブレスト(積極的休養)という考えがあります。
軽く、ランニングする。と思ってもらえば十分です。ですが。プロアスリートの心配能力はものすごいです。一般の方がダッシュしているレベルになってやっとある程度の心拍数の上昇しか見られなかったりします。

 

サッカーの日本代表なんかが、飛行機降りてすぐに練習場に向かってランニングを開始しました!ってニュースが出たりしますが、あれもアクティブレストの一環なんですね。

 

全然最近運動していない方は、ウオーキングや長めの入浴などで「その日は疲れるけど、明日の朝起きたらなんだか身体が軽い」をまず目指してほしいです。

 

具体的に筋肉を柔らかくするには?

 

 

 

筋肉は全然使わない環境ですと、使わない筋肉は固くなる特性があります。

 

使っていない筋肉は、ほかの使っている筋肉にエネルギーを使ってもらうために、できる限り省エネモードに入ります。
使っていない筋肉は冬眠しているように固く、縮こまっている状態になっていってしまいます。

 

 

骨折などをしてギプスをすると、1カ月以上運動刺激が入らず、筋肉がやせ衰えていきます。
筋肉量が少なくなったこともそうですが、筋肉自体がガッチガチになっており、筋肉をつける筋トレと柔らかくするストレッチのリハビリを行う必要が出てくるんですね。

 

 

もし、全然体を動かしていない人がストレッチを頑張ると決意されたのでしたら、必ず刺激が少なめな軽いストレッチから始めてください。
他人ができているから、昔はできたから。で始めるとむしろ強すぎる負荷が筋肉にかかり、怪我のもとになってしまいます。

 

筋肉を柔らかくするというと、ストレッチ!という常識になっている方もいると思いますので、先に書かせていただきました。

 

 

 

 

ストレッチ

 

無理のない軽い負荷から、時間をかけてじっくり行うストレッチを推奨します。
アキレス腱伸ばしみたいに、体重をかけてぐっと伸ばすと、久しぶりのストレッチとしては負荷が強すぎます。調子のいい方が運動前に行うストレッチならばそちらのほうがいいのですが、久しぶり、あんまり行わない場合は軽い負荷から始められる事を強く推奨します。

 

 

 

手技療法
やっとやまのて整体の話せる話が出てきました。
人によっては、マッサージや整体は、受けた直後が気持ちよくなって柔らかくなるけど、あとで逆に固くなる。と言われますが、その場合は強すぎる刺激を入れた場合です。
強く!強く!とマッサージで押されている場合は、受けた個所が鉄板のように固くなっている方もたしかに見受けられます。(というかそういうマッサージを受け慣れている方はほぼそんな感じです)

 

 

日本人の強い刺激好きマッサージ好きは(この書き方が適切かどうかわからないのですが「強もみ」と表記させてください)世界に鳴り響いていまして
タイマッサージで有名なタイのワットポーというタイマッサージの総本山では、日本人と判ると「強もみ」にいきなり変更するマッサージ屋さんもいるそうです。(日本で働くタイ料理屋さんが食材買いにタイに行った時の話)
日本人はタイ語が話せないけど、よっぽど「強く!強く!」ばっかり言う人が多かったんでしょうね。

 

 

基本的に、強すぎない(痛すぎない)刺激は筋肉を柔らかくするので、すごくいいことだと思っています。
ご自身で行うストレッチだと、気づかない箇所のケアもできますし、届かない箇所もケアできます。また、バランスを見てその日のメニューを決めたりできます。

 

特にインナーマッスルと呼ばれる腸腰筋(ちょうようきん)=太ももを持ち上げる筋肉 は特にご自身のケアだけでは相当難しいです。こういった深層筋(インナーマッスル)は一度プロに任せて、伸びる感覚やどこにあるかを確認できる機会を作ったほうが絶対にいいです。

 

 

あとは、運動でも、ストレッチでも、整体でも、受ける前にご自身でどのくらいの硬さだったか、可動域はどうだったか、動きはどうか、など、確認をしてほしいです。

 

なんとなく初めて、なんとなく・・・やめちゃった。ではもったいないです。

 

色々な体の箇所を見て、触って、鏡で立ち位置を確認して。を毎日是非行ってほしいです。

 

 

 

生まれたての赤ちゃんの筋肉の柔らかさを取り戻すためには、正直、かなりの年月がかかると思います。習慣づけて是非継続してほしいです。

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