本気で膝の痛みを改善したい方向けの話
膝の痛みは
@筋肉が疲れ切って動かないほど固くなっている状態
A骨に不安定な負荷をかけすぎて、骨が変形するほどになっている状態
に集約されます。
これを覚えておいてください。
今の痛みをすぐ何とかしたい場合
痛い膝の方の膝周りの筋肉を伸ばします。
『大腿四頭筋(だいたいしとうきん:太ももの前側の筋肉)』
※説明のために膝が痛くない人で写真を撮らせてもらっています。実際の膝が痛い人に行う施術ではありません。判りやすいように使える写真を使っています。
の周辺に、ありえないぐらい固くなった筋がありますので、その筋肉をじっくりと伸ばしていきます。
この辺は感覚勝負なので、絶対にこの筋肉のこの場所です!とは言い切れません。
身体の使い方や生活習慣でかなりクセとなった状態ですので、触れただけで痛がる方もいらっしゃいますし、とても筋肉とは思えないぐらいガッチガチな筋肉になってらっしゃる方も正直多いです。
ものすごく繊細に伸ばしていきます。(痛い箇所の周辺ですから無茶しません)
言葉にするとそれだけなのですが、熟練の技で対応していきます。
押したり揉んだりすることもありますが、それでは届かない奥の痛い筋肉を繊細に伸ばしていきます。
根本的な痛みの改善は
膝が痛い原因は
@筋肉が疲れ切って動かないほど固くなっている状態
A骨に不安定な負荷をかけすぎて、骨が変形するほどになっている状態
だとすると
痛くない筋肉で、まっすぐ立っていれば問題ない。
という答えで考えていくのですが、とりあえず筋肉は伸ばすとして、まっすぐ立つってどういうこと?という話になります。
イメージをしやすい場所で説明をするのですが
足首と股関節の箇所は球面関節といって円運動ができる関節と筋肉になっています。
転びそうな状態の時に、無理な動きでも360度の動きができますから何とかしてしまうのです。
ですが、膝関節は『曲げる、伸ばす』という動きがメインになります。
股関節 円運動
膝 曲げ伸ばし
足首 円運動
逃げれない力が膝に関節技のようにかかってしまうので
支える筋肉を一時的に改善して耐えられる方も多少はいるでしょうが、長持ちさせるためには重心のバランスの調整が必要になるのです。
また、股関節、足首周辺のバランスがおかしい場合
人間は歩くたびに体重の3倍走ると5倍の負荷がかかると言われており、支えきれなかった股関節、足首周辺の負荷を膝で受け止めてしまっている場合が多いため改善は必須になります。
本気で根本から膝の痛みやつらさを何とかしたい方向けの話
股関節と足首は球関節(球面関節)と言って、接ぎ木のようにピタッとはまる感じではなく
太ももの骨がボールのように丸くなっており、骨盤の骨が包み込むようにはまり込む感じで受け止める作りになっています。
片方が握りこぶしにジャンケンのグーで反対側がパーの形になっているんですね。
そのため、かなり自由に股関節も足首もぐるぐる自由に動けるように出来ています。
膝の関節もかなり自由に動けるのですが、股関節や足首に比べると動きが決まった方向にしか動けません。
特に、膝から下は椅子に座ってもらったり、仰向けで寝てもらい、足を90°曲げてもらった状態で内側、外側とひねって動かしてもらうと膝下だけで動きます。
しかし、足を伸ばした状態で膝下を動かしてもらうと「膝関節がはまった状態になるので」膝下だけではなく、太ももから一緒に動いてしまう構
造になっています。
脳は、膝から下はねじって動くという認知しかないので、歩いている時や運動しているときに常に、どんな時でも動くと勘違いしてずっと負荷をかけたままの状態が続いてしまっていたのです。
ですが、伸ばしたときは膝はねじれないんですよ。
股関節や足首は転びそうな時や普段と違った動きをするときも色々と複雑な動きを対応できますが、膝はできると思っていても実は出来ない箇所なんです。
最低でも常に体重の3倍の負荷がかかっている箇所に、常にさらに負荷をかけ続けていたから・・・痛めてしまった訳なんですね。
やまのて整体で行う膝ケアへの根本対策
まっすぐ立てるように
股関節
足首の硬さ
ねじれ
をもどしていく。
股関節は「縦、横、奥行き」の3方向で左右違って固くなっている事がいので、骨盤周辺の特に固いところを探してケアします。(骨盤の内側にもインナーマッスルは繋がっているんですよ!)
太ももの筋肉。膝周辺が痛い方は特に前側の太ももが異常に固い方が多く、そこから繋がっている腸腰筋(インナーマッスル)までガッチガチの筋肉を緩める。
うつ伏せになってもらい、膝をまげてもらうと、膝がお尻の方向にまっすぐ曲がらず、内側や外側に曲げるほうが楽になっています。
前側の太ももの筋肉が固いと、ひざを曲げるときに融通がきかないため、膝関節周辺の筋肉や腱にものすごい負荷を毎回かけ続けています。
その筋肉をしっかりと伸ばします。
女性の場合、おねえさん座りが得意な方、男性の場合、胡坐(あぐら)をかく座り方が得意な方向に常に筋肉が伸ばされているので、引っ付いている骨盤も一緒に動いてしまいます。
何もしなくてもうつぶせの状態で膝のお皿がまっすぐに向く形を違和感なくできる姿勢を目指します。
膝から下は特に外側の小指の方が下がっていないか。がかなり重要になります。
骨盤と太ももの位置が正常だと仮定させてもらって、仰向けに寝てもらうと、膝のお皿は天井を向きます。膝から下が外側or内側を向いている場合、膝から下は小指の方が下がっていないる場合がほとんどです。
外側のねじれのケアとそれになれてしまった足の親指側のストレッチも同時に行います。
まっすぐ立てることによって、痛みの軽減や状況の改善がみられるという狙いがあるのです。
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